腰痛の見分け方

日本人の5人に1人が経験したことのある腰痛。
安静にしていれば軽快することが多く、軽視されがちな腰痛であるが、タイプを見分け対処ができれば病院にかかる機会は少な9なると思います。

まず腰回りの解剖から紹介します。
人間の背骨は首の頸椎から始まり、胸椎、腰椎へと繋がっていきます。
頸椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個の計24個の背骨があり、そのまま骨盤につながっていきます。
その背骨を詳しく見ると、背骨の正体である椎体があります。
上下の椎体の間にコラーゲン状のクッション的役割を果たす椎間板というものが存在します。
そう、腰椎椎間板ヘルニアの椎間板です。
誰しも一度は聞いたことがある怪我ではないでしょうか?
ちなみにヘルニアというのは”出てしまうこと”を意味します。
ヘルニアといえば腰痛というほど腰椎の頻度が高いですが、飛び出す意味として使われるのは
鼠蹊ヘルニア(鼠径部で、腸などの内臓が腹腔外に飛び出してしまった状態)
脳ヘルニア(脳圧が高くなり脳の中にある隙間から、脳組織の一部がはみ出す状態)
などがあります。
腰椎という腰の骨は前屈・後屈に特化した骨です。
そのため回旋(回す動き)は得意ではありません。
昔、野球界では「腰を回して打て」と指導があったそうですが、現在その指導をする指導者は少なくなっています。
それは腰椎、腰の骨が回るようにできていないからです。
余談ですが、野球のスイングで本来回すのは股関節です。
股関節は腰と違い、前・後ろ・回すなど様々な方向に動く関節です。
そのため、現在では股関節を使った”股関節を回して打て”という指導がされています。

続いては体の動きを紹介していきます
みなさんその場で前屈してみてください。
その時、曲がっているのは腰だけではありません。
もし、腰だけが曲がっている状態、腰が全く曲がっていない状態は腰痛の危険性が高いです。
骨盤が曲がる➡︎それにつながって腰も曲がる➡︎胸椎も曲がる。
と全ての関節で連動して前屈ができています。
それが理解できると、腰だけが動くことがいかに危ないかが分かると思います。

また、前屈した時に下肢の後面”もも裏”の筋肉が突っ張ると思います。
関節はもちろん、筋肉も引っ張られ動くのです。
では想像してみてください。
関節はしっかり動こうと努力しているのに筋肉が硬く、引っ張っている。
すると動きが止まることはもちろん、関節の形も変わるのが分かると思います。

その結果として現れるのが猫背や腰が反った姿勢です。
そのため、病院や整骨院でまずストレッチがされます。

続いては腰痛の見分け方を紹介します。
まずは前屈か後屈、どちらで痛みが増強するかで見分けます。
前屈して痛みが増す場合は、下半身の後面にあるハムストリングス・臀筋(お尻の筋肉)が硬い場合が多いです。
後屈して痛み増す場合は前面の大腿四頭筋・腸腰筋が硬い場合が多いです。
その際、足に痺れが出る場合は、椎間板ヘルニアなどが疑われるため受診するのが良いと思います。

一般の方と話していて「腰のストレッチを教えて!」と言われることは多いです。
しかし、腰のストレッチ自体は存在するんですが下肢の筋肉が原因で痛みを誘発している場合がほとんどのため効果的ではありません。


続いては正しいストレッチについてです。
まずはストレッチのポイントについて紹介をします。
①息を止めない
ストレッチで伸ばそうとするあまり息をこらえる方も多いのではないでしょうか?
しかし、息を止めてしまうと身体の緊張が高くなり、伸ばしたい筋肉がのびません。
「吸ってー吐いてー」と言われているシーンを見たことあるかもしれませんが、そのためです。

②伸ばす強さ
痛みを我慢しながら伸ばす!実は逆効果です。
痛みを我慢すると筋肉自体の緊張が高まり、伸ばせなくなります。
ではどのくらい伸ばすのが正しいのでしょうか?
それは”伸びてるな”と感じる程度です。
意外と感じられる方も多いと思いますが、伸ばしすぎには注意です!


今回は”ハムストリングス”という筋肉のストレッチを紹介します。
一般的にも有名なストレッチ法ですが、床に座り片脚を伸ばし、前に倒れるストレッチです。
この時のポイントは胸を張りおヘソから倒すことがポイントになります。
足指に手をつこうとして、背骨を丸める方が多いのですがこれでは効果が半減するので注意です。

続いては姿勢についてです。
近年、姿勢の悪さは社会問題となっています。この記事を読んでいるあなたの今の姿勢は大丈夫ですか?
腰と椅子との間に隙間がある姿勢は望ましくありません。
次は正しい座り方を紹介します。
小学校の時に教えられた”おへそから拳一つ分”
これは解剖学的にも正しい座り方になっています。

あの時は姿勢良く聞くことが目的でしたが、腰痛に関していうと
ほとんどの姿勢の悪い座り方が拳4つ分開くような座り方をされています。

拳一つ分という限定をし、骨盤を立てる
そして机の位置というのはお臍よりも上にあることが多いです。

そのため、拳一つ分を測ろうと思うと自然と胸を張る姿勢をとると思います。
そのため、腰痛には良いのです。

腰痛はある程度予防することができる怪我です。
早期から予防を行い、腰痛とサヨナラ生活を目指しましょう!

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